Web系エンジニアに転職して約2年働いて退職した話

はじめに

2019年に転職してWeb系のエンジニアとなり、約2年働いた後、今月で退職しました。

本エントリではその振り返りと、退職後のこれからについて触れます。

目次

振り返り

まずは、退職した企業の振り返りから。

どんな業態の企業だったか

Webサービスを複数持ち、自社の正社員エンジニアにてそれらの開発・保守を行っている企業です。

よくWeb系自社開発企業、受託、SESなどと分類されることがありますが、そのうちのひとつ目にあたる企業になるかと思います。

どんな仕事内容だったか

入社後、最初の4ヶ月はLaravelとVue.jsによるWebアプリケーションを開発するチームにて社内向けやtoB向けの機能追加や改善などを行いました。

その後はSREチームへ異動となり、以降は自社の全サービスのインフラ(AWS)構築やCI/CD整備などを担当しました。

働いてみての所感

とても恵まれた環境で、この企業でWeb系のエンジニアとして働けたことは本当に良かったと思っています。

具体的には以下の3点になります。

  • 人が良かった
  • スキルを高められる環境だった
  • 裁量があった

1. 人が良かった

全体的に穏和な人が多く、約2年働いた中でギスギスした雰囲気の中で仕事をするようなことはありませんでした。

社内のエンジニアは書籍Team GeekにあるHRT

  • Humility(謙虚)
  • Respect(尊敬)
  • Trust(信頼)

を大事にしており、こうした点は日々のコードレビューでの指摘、Slackでのテキストベースのやり取り、障害発生後の振り返りの場(ポストモーテム)での各エンジニアの行動にも表れていました。

責めたり、詰めたりするような行動は忌避されていました。

2. スキルを高められる環境だった

最初に配属されたWebアプリの開発チームでは毎日のようにコードレビューを受けていましたが、LaravelやVue.jsについて深い知識を持ったエンジニアからの的確な指摘により鍛えられました。

また、次のSREチームでも、いまは離任していますが長年のインフラ経験と最新のクラウドの知見のあるリーダーのもと、幅広い仕事を担当させてもらいました。

両チームで共通していたこととして、わからない点は遠慮無く聞くことのできる雰囲気が醸成されていて、安心感を持って日々スキルを高めていくことができました。

3. 裁量があった

個々のレビュー指摘はしっかりありますが、一方で案件の方針や進め方に関しては裁量を与えられ、自由にやらせてもらえていた気がします。

こちらの意見や提案も採り入れてもらえました。

創意工夫が活かせる点は、やりがいをもって仕事に臨むことができました。

退職に至った理由

このような恵まれた環境で働くことができていたのですが、2年が経過し様々な環境の変化のある中で、これからを考えて退職することにしました。

理由はいくつかあるのですが、最も大きいものとして、自分の目指す方向(SRE)について、さらに高度な知見・スキルを身に付けて組織を牽引できるような人間へとなりたいという思いがあり、そのためにはより先進的な取り組みを行っている組織に飛び込むのが一番だという考えに至ったからです。

この辺りは話し始めると非常に長くなるので、私のことを知ってる方は興味があればオンライン飲みにでも誘ってください。色々語らせていただきます。

退職後について

現状よりも一段規模の大きいWeb系の自社開発企業にて、来月からSREの一員として働きます。

その企業はSREに限らず、非常にレベルの高いエンジニアが多数在籍しているので、いまの自分がやっていけるかどうか不安もありますが、約2年前にWeb系にキャリアチェンジした時の気持ちを思い出して、精一杯頑張っていきたいと思います。

最後に

今回の突然の転職では色々な方にご迷惑をお掛けしましたが、応援もしていただき、本当にありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願い致します。