2021年の1年間での個人的出来事やアウトプットを振り返ります。
まとめ
- 転職した
- 個人(的)開発もした
- 3回の登壇
- 13本の技術記事投稿
- 個人/商業出版1本、教材1本執筆
- 5回の勉強会開催
目次
本業
転職し、2021年2月からは新しい会社のSREチームで働き始めました。
仕事内容の詳細は伏せますが、おもに以下の観点でこれまでの職場とは異なり、日々多くのことを学んでいます。
- 全面的にTerraformによるインフラのコード化が行われている
- セキュリティに対する意識が高く、そのための各種施策が全社的に行われている
- SLI/SLOが導入され、SLO違反時(エラーバジェット枯渇時)のポリシーも本格運用されている
- 開発チームに限らず、SREチームでもスクラムが導入、実践されている
個人開発
特に何かのアプリやサービスを開発しているわけではないので個人開発といえないかもしれませんが、個人のAWSアカウントで以下を導入しました。
- AWS Organizationによるマルチアカウント管理
- IAMユーザーを廃止し、Google WorkspaceによるSAML認証を使用
- 各AWSリソースを原則Terraformで管理
- Atlantisを導入し、PRベースでterraform plan/applyを実施
- Datadogと連携
本業で蓄積した知見を個人のAWSアカウント管理に活かしたり、あるいはその逆をやったり、といったサイクルになればと思っています。
登壇
計3回登壇しました。
JAWS DAYS 2021
1つ目は、JAWS-UG(Japan AWS User Group)というAWSのユーザーグループのオンラインイベントであるJAWS DAY 2021です。
これは厳密には登壇したというよりは、AWS初心者向けのハンズオンの企画から講師を担当したものとなります。
AWSの中で使われることが非常に多いリソースのひとつであるセキュリティグループについて、その基本を初心者目線で学ぶ内容としました。
JAWS PANKRATION 2021
2つ目はJAWS PANKRATION 2021という24時間イベントです。
海外からの登壇者も多数参加し、登壇資料も英語で用意するルールとなっていました。なお、喋りに関しては日本語で良く、ポケトークという翻訳機でリアルタイム翻訳させる形式でした。
登壇テーマは、AWSのサービスそのものというよりはTerraformのディレクトリ構成管理に関するプラクティスを紹介する内容となっています。
SRE Lounge #13
SRE Loungeの5分LT枠で登壇し、エラーバジェット運用に関して事例を紹介しました。
勉強会開催後に各社のSREと交流する機会も得られ、貴重な経験となりました。
技術記事投稿
Zennでは10本、この個人ブログでは2本、会社のテックブログでは1本の技術記事をそれぞれ投稿しました。
また、各媒体で1本ずつは、はてなブックマークのトレンド入りしました。
執筆活動
いつかは参加してみたいと思っていた技術書典に初挑戦し、Terraform x AWS Fargate x GitHub Actionsをテーマとする本を執筆しました(boothでも公開中)。
その後、インプレスR&Dさんからお誘いをいただき、この本をベースとした商業出版も行いました。
商業出版したことが目に留まって、他社のエンジニアの方から技術的な相談を受けるような機会も得ることができました。
その他、Techpitというプログラミング学習プラットフォームで、テキストベースの教材を1本執筆、公開しました。
Railsチュートリアルと提携しており、同チュートリアルを終えたRails学習者向けにインフラやCI/CDの初歩を学べる内容となっています。
勉強会開催
運営として参加しているJAWS-UG初心者支部とは別に、ハンズオン形式の勉強会の企画・運営を自分一人だけで計5回行いました。
first-time-study-group.connpass.com
first-time-study-group.connpass.com
技術記事を公開したり、本を執筆したりしてそれらが多くの人の目に触れたとしても、実際に手を動かして実践までしてくれる人は少ないのではという思いがあり、このような勉強会を開催しました。
アンケートでもわかりやすいと好評なので、今後も様々なテーマで不定期に開催していきたいと思います。
振り返りと2022年の抱負
2021年も幅広くアウトプットができたのではと思います。
本業では様々な学びが得られたものの、既存の仕組みに則っての開発が比較的多かった気がするので、新技術導入や既存の仕組みの刷新を行うなどしてプロダクトに貢献しつつ、より専門的で高度な知見・スキルを身に付けていければと思っています。
では、来年もどうぞよろしくお願い致します。