50代の銀行員がプログラミング(Python)を始めた話

はじめに

先日、Pythonを始めた50歳銀行員の方についてツイートしたところ、多くの方からの反響がありました。

今回はこの銀行員の方について、少しだけ触れたいと思います。

目次

エピソード

この銀行員の方とは5, 6年前から仕事でのお付き合いがあります。

私は以前からこの方を尊敬していて、

  • 40歳を超えてから初めて社内のIT関連部署へ。配属当初、周囲や発注先のシステムエンジニアが話すシステム開発関連の用語が理解できなかった為、キャッチアップの為に情報処理技術者試験の高度資格であるプロジェクトマネージャを勉強して早々に取得。

  • 私が出会った当時40代半ばでしたが、若手顔負けのエネルギッシュさで、どんな未経験システムのプロジェクトに対してもその都度勉強しながら前向きに取り組む。

といった感じで、自分もこうありたいと思っていました。

私の転職活動を打ち明けたら

その後、私はPythonを学んだことをきっかけに約2ヶ月強に渡るWebエンジニア転職活動を行ったのですが、なんとか内定が出始めて活動終了が見えてきたころ、普段お世話になっているこの銀行員の方に転職活動の話を打ち明けたところ、なんとこの方も冒頭のツイートの通り3ヶ月前からPythonの学習を始めていたのでした。

非常に驚きましたし、お互いがPythonやっていることがわかると、そこからはPythonの話題で大盛り上がりになりました。

Djangoに関しては私の方が先行していましたが、Anaconda, JupyterNotebook, NumPy, Pandasあたりの話は私は頷くことしかできませんでした。

twitterや勉強会などを除けば、リアルな生活の中では私はPythonの勉強をある種孤独に続けてきた為、こんな身近に仲間がいるのであれば早く知りたかったー、と思いました。

ちなみにその方、AI・機械学習のオンライン学習コースを社内で受講できるようになり志望したところ、人気が高く若手が優先されて受講できなかった為、個人で申し込んで最速で修了させたそうです。凄い。

今後について

私が転職することによって、その方と仕事上の繋がりは無くなってしまうのですが、今後も連絡を取ってPythonの勉強会などに一緒に参加していきたいと思います。

その方は、Pythonスタートブックという辻 真吾さんの著書からPythonの勉強を始めたそうなので、辻さんが登壇されることもある勉強会にお誘いできたらと思います。

最後に

プログラミングを学んで*1Webエンジニアにキャリアチェンジ*2するという今回の私の決断について、この方はエールを送ってくださいました。

この方も、このまま機械学習を中心にPythonを学び続けたら、データサイエンス方面に転向してもおかしくないのではないかと私は思っています。

「少なくとも70歳までは働くだろうし人生100年なのだから、いつまでも学びを続けよう!」という志を共有して、今後も切磋琢磨していきたいと思います。

Pythonスタートブック[増補改訂版]

Pythonスタートブック[増補改訂版]

*1:働きながらプログラミングをゼロから学んで半年でWebサービスを作るまでの記録

*2:実務未経験からのWebエンジニア転職活動の記録