はじめに
昨年2020年の1年間は、私がWeb系のエンジニアになって9ヶ月目〜1年8ヶ月目にあたります。
おおよそエンジニア2年目にあたるこの期間を振り返るとともに、2021年の抱負について考えたいと思います。
目次
本業
本業では引き続きSREチームに所属し、CI/CDの整備やAWSでのインフラ構築・管理などを行いました。
様々なタスクをこなしましたが、2年目として特に印象に残ったのが以下の2案件です。
- 既存サービスのインフラ刷新
- Go + Lambda + SQSのマイクロサービス新規構築
既存サービスのインフラ刷新
3年以上運営されている既存サービスのインフラ保守を、新たに私が所属するSREチームで引き取ることになりました。
この既存サービスのインフラは、SREが管理する他のインフラと比較して設計的に劣後する箇所が見受けられ、またデプロイが手動であるなど、いくつかの課題を抱えていました。
そこで既存のインフラのままで保守しつつ、並行して4ヶ月かけて新規インフラを構築し、既存から新規へ移行させました。
詳細は伏せますが、主に以下の改善を行いました。
- セキュリティの向上
- Terraformの導入
- デプロイの自動化
移行は無事完了し、現在は新インフラが問題無く稼働しています。
この案件の推進に関しては私がリーダーとして一任され、チームのもう1人のメンバーと二人三脚で進めました。
私はプレイングマネージャー的にプロジェクト管理をしつつ、自らも手を動かしてインフラ構築を行いました。
もう1人のメンバーと相互に補完し合って案件を推進することができ、インフラ系のチーム開発として非常に良い経験を得ることができました。
Go + Lambda + SQSのマイクロサービス新規構築
とあるWebサービスに機能追加が必要となり、検討した結果、Lambdaでマイクロサービスを構築することにしました。
Lambda上で動くGoのコードもSREで書きました。
実務でGoを書くのはこれが初めてで苦労も多かったですが、非常に勉強になりました。
Goは引き続き書いていきたいと思います。
社外活動
JAWS-UG(Japan AWS User Group)というAWSのユーザーグループがあります。
JAWS-UGには目的・地域別に分かれた50以上の支部が存在するのですが、私はその中でAWS初心者向けに特化した「初心者支部」に運営メンバーとして参加しています。
2020年には10回以上のオンラインイベントを開催し、その規模も毎回参加者100人以上となっています。
こうした各イベントにおいて、私は5人以上いる運営メンバーと役割分担をしながら、時には司会進行をしたり、時にはハンズオンイベントの講師サポート(参加者からの質問対応など)をしたりしました。
登壇
前述のJAWS-UGのオンラインイベントで、計2回登壇しました。
JAWS SONIC 2020
1つ目はJAWS SONIC 2020という24時間イベントです。
登壇テーマは、AWSがクラウドアーキテクチャのベストプラクティスとして文書で公開しているAWS Well-Achitectedとしました。
非常に深いテーマですが、初心者支部代表として、初心者にもわかりやすい・親しみやすい内容となるよう心掛けました。
JAWS-UG 初心者支部 & 大分支部
2つ目はJAWS-UG初心者支部と大分支部でのコラボ開催となったAWS Amplifyをテーマとした勉強会です。
実務では全く触ったことのないAmplifyでしたが、先に登壇を宣言し、そこから発表当日までに内容を勉強し資料を作るという締め切り駆動型で臨みました。
プレッシャーはありましたが、未知のAWSサービスに触れることで、技術の幅が広がりました。
技術記事投稿
技術記事をQiitaでは14本、Zennでは5本投稿しました。
Qiitaではデイリートレンド入りすることが3回ほどありましたが、いずれも小ネタで、はてなブックマークなどで話題となるような技術記事までは書くことができませんでした。
2021年はより気合の入った記事を書いて、そうした話題になれたらと思います。
執筆活動
書籍ではありませんが、Techpitというプログラミング学習プラットフォームで、テキストベースの教材を3本執筆、公開しました。
それぞれ字数にすると50万字程度はあるので、技術書一冊(200〜300ページ)ほどのボリュームになるかと思います。
そのため、執筆には本業の合間を縫って、かなりの時間をかけました。
そうした苦労の甲斐もあってか、多くの人に手に取ってもらえ、またサイトでのレビューでも平均4.7点〜5.0点(5点満点評価)と高い評価をいただくことができました。
その他、執筆に際してはできるだけ正確な解説となるよう公式のドキュメントを読み込むなど私自身も非常に勉強になりましたので、アウトプットのひとつのかたちとして取り組んで良かったと思います。
フォロワー数は年初に2,400人だったところ、4,200人まで増えました。
1,800人の増となります。
Twitterを通じてリアルで知り合えた人も増えたので、今後も地道に続けていきたいと思います。
2021年の抱負と最後に
2021年の抱負としては、これまでのような活動を続けつつ、本業であるSREに関して、より専門的で高度な知見・スキルを身に付け、更にプロダクトに貢献できる人材になりたいと考えています。
そのために思い切ったこともしようと計画もしていますが、その詳細はまた別の機会に・・・(以下、後日に追記しました)。
では、本年もどうぞよろしくお願い致します。